しっぽのケガ
当サイトでは、犬の病気のなかで、とくにウルフハウンドについて注意しなくてはならないものをとりあげています。病気にかかった時の参考や病気の予防、早期の対応に役立てていただければと思います。
病気についての記述はあくまで典型的な症状や経過、治療について書いたものです。症状や経過には個体差があります。飼い主の自己判断は大変危険ですので、病気の兆候がみられたら、すぐに獣医師の診察を受けてください。
しっぽの長さは尾椎の数によって個体差がありますが、ウルフハウンドは一般にかなり長いしっぽを持っています。その長いしっぽを思い切り振るのは、凶器のようなもの。自分のしっぽの先端を傷つけてしまったり、折ってしまうことがあります(もちろん周囲のヒトやモノも被害にあいますが…)。ちょっとしたケガなら問題はありませんが、繰り返し傷つけたり、骨折してしまったりすると、意外と治りづらく面倒です。
<治療と予防>
ケガの治療は、病院で手当を受けましょう。しっぽの先は痛覚がないためか、先端をケガすると、さらにぶつけたり、自分でかじって悪化させてしまう場合もあります。そうなると治りづらくなるので、治るまではよく気をつけて見ている必要があります。
繰り返し傷つけてしまう場合は、治るまでしっぽに保護用のバンデージを厚めに巻いたりカバーで被うなどします。しっぽが当たる場所がある程度限定されていれば(家具など)、その場所にクッションになるものを貼りつけてしまうのも有効です。
肘腫の治療ほどではありませんが、しっぽの怪我も、バンデージを自分で取ってしまったり、周囲に当たるのを十分防ぐことができなかったりして、治療が長引くことがあるようです。