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基本の手入れ

<ブラシ>

日常的な手入れは、ブラシをかける程度でOK。換毛期にはそれなりに毛が抜けます。スリッカーブラシなどが便利です。


<ハサミ>

基本的にはハサミを入れてはいけない犬種です。

ただし、お尻の周囲などは、ハサミやバリカンで毛を短く整えておくと、汚れを減らしたり洗いやすくする効果があります。足の裏のパッドの間の毛も同様に短くしておくと、汚れの軽減、またフローリングなどで滑りにくくなる効果もあります(山野で走り回る場合には逆に毛を残しておいたほうが足の保護になります)。


<プラッキング>

ウルフハウンドの被毛は、長めで固いオーバーコートと、短く密生した柔らかいアンダーコートの二重になっています。アンダーコートは絶対に抜いたりしないでください。

長くなりすぎたオーバーコートは、数本ずつ指でつまんで抜いて整えます。個体差はありますが、体の大部分は毛を抜かれてもほとんど感じないようです。耳など痛がる部分は、丁寧に少しずつ抜いていきます。

毛質や毛量にもよりますが、プラッキングにはかなりの時間と労力がかかります。一度に全身をやろうとせずに、日常的に長くなりすぎた毛のみを少しずつ抜くようにするとよいでしょう。

毛量が多い場合、プラッキングをするのが大変であれば、コートキングのような毛を梳き取る道具を使って短く整えるとよいでしょう。全身にバリカンを入れるのはお勧めできません。オーバーコートには夏場の強い直射日光を遮るという役割もあるので、サマーカットといって全身刈ってしまうと、かえって暑い思いをさせてしまいます。


<シャンプー>

頻繁にシャンプーをする必要はありません。汚れたときや匂いが気になるときだけで十分です。シャンプー前にブラシをかけ、シャンプー後はドライヤーでよく乾かすと、皮膚コンディションをよく保つことができます。毛質にもよりますが、固いコートであれば、多少の汚れは絞ったタオルで拭くだけでもかなり落とせます。